【時計を研磨】ガラセリウムで時計の風防についたキズを修理する
柱に腕をぶつけて時計にキズがついてしまいました。
愛着のある時計なので修理してもらおうとネットで調べると
修理費用はおそらく1万円くらい。
買った金額とそんなに変わらない！！
かといって無視できるサイズのキズではない…。
なので自分で修理しました。割と上手くいったので記事にします。
まずはキズの大きさを確認
石柱に腕をこすった時にギャリッ！！とめっちゃ嫌な音がして、時計をみたらこんなキズ。無意識だったせいで結構強くこすってしまいました。触ってもキズがはっきりわかります。
まずは風防の種類を調べる
用意する道具が変わるのでまずはこれを確＆認してください。
時計のカバー（風防）には大きく分けて2種類があります。
１．ガラス（代表：サファイアガラスなど）
２．プラスチック
現代市販されている時計は大抵ガラス製（ガラスは各社によっていろいろな種類あり）です。私の時計もガラス製でした。ものすごく安い時計や一部のビンテージウォッチはプラスチック製もあります。でもそんな時計だったらわざわざ自分で修理しようとしないか。
作戦：キズを研磨して目立たなくする
色々調べた結果、作戦はこの3段階です。
１．粗い紙やすり（＃４００～）で風防全体を削ってキズのある面と無い面をならす
２．徐々に細かい目の紙やすり（＃1500～）で削り続けてキズを細かくしていく
３．仕上げの研磨剤でピカピカにする
そうと決まれば道具を集めます。
用意した道具
・Amazonで買った＃400～＃3000の紙やすりセット
・DAISOで買った化粧用のパフ
・そして、今回の主役ヤナセのガラセリウム！ 順に説明しませう。
エントリー＃1「粗いのから細かいのまで集まった便利な紙やすり」
同じようなで商品で粗さが違う商品も沢山ありますが、結論から言うとコレで正解！
使った感じとしては＃800、＃1500、＃2500、＃3000があればなんとかなると思います。
エントリー＃２「直感で買ってみた磨く時用のパフ」
これは無くてもいい。たぶん布きれやティッシュでも代用できます。私はこれ使いましたけど。
エントリー＃３「仕上げ用の研磨剤『ガラセリウム』（ヤナセ）」
ベンツのヤナセ。絵本のやなせ（たかし）。そしてケンマのヤナセ。
もう日本はヤナセに支配されているんだね！気づいちゃったんだよね！
紙やすりでゴリゴリに削り切った風防をピカピカにするための仕上げ用の研磨剤です。Amazonのレビューを参考に購入を決定。大事なことはよくかき混ぜること。
それじゃあ実際にやってみましょー
まずは紙やすりで全体をこする！
水を一滴たらして風防をゴシゴシこすります。
こするときは直線的にこすること。
円を描くようにクルクルやるとキレイに仕上がらない！これマジだ。
根気よく磨く。大丈夫ちゃんと研磨できてるから。
作戦の通り風防全体をやすりで粗い目から研磨していく。途中、何回も削れてない？キズ消えない！と動揺しまくったんだけど、それ気のせいだから。ちゃんと研磨はされてる。自分を信じるんだ！
やり続けると全体的に曇ってくる
研磨の途中はカスみたいなもので風防全体が汚れますからちょくちょく水で洗って状況を確認します。で画像みたいな状態になったところで最後の仕上げに移りました。
ちなみに私は自分を信じ切れず途中で断念したりしたからここまで来るのに2日かかりました。
私なりの目安としては＃400～＃800で全体が白くなるまでガンガン削る。大体2時間はやってたと思います。
そのあと＃1500～＃3000番で気が済むまでまた削る。大体1時間はやってたと思います。
最終兵器「ガラセリウム」登場
最後にガラセリウムで磨いて風防の曇りをとります。これはガラスの成分に作用して表面の目に見えない凹凸を平たんにしてくる優れもの。らしい。知らんけど
大事なのはよく混ぜることです。どうも成分が瓶の中で沈殿してるらしい。私は綿棒でかき混ぜてそのまま時計に塗りたくりました。
あとはこするのみ！うりゃー
結論：「ガラセリウム」最高
さて結局ガラセリウムで磨いたのは20分ぐらいでした。それ以上やってもあまり変化を感じませんでした。画像の様に結構きれいになりました。
よく見ると、文字盤の９の下にすこしだけキズあとが見えますが、まぁ私はこれくらいなら気にしません。むしろなかなかの仕上がりで満足です。あと細かいキズも研磨されて全体にクリアになった気がします。
横から見ても合格ライン！！
いやーやってみるもんだですね。一応、研磨前と研磨後で見比べてみます。
これが、
こうなりました！
おそらく真面目にやれば2～3時間で終わると思います。大事なのは途中であきらめないこと。
ちなみに私は途中のくじけた時に別の時計買っちゃったけど！磨き終えた次の日に楽天市場から届いたけど！
ではバイバーイ。
